2011年5月27日金曜日

第15回 シアトル市姉妹都市式典

シアトル市は、神戸市を含め全部で21都市と姉妹都市提携を結んでいますが、毎年この時期、シアトル市役所で開催されるシアトル市の姉妹都市の式典に出席しました。
当日(4月28日(木))、約400人が出席され、会場横ではサイレントオークションも行われました。

市役所1階のホールで中国、韓国、アイルランドの踊りやアイスランドの男性コーラスが披露された後、レセプションルームで式典が始まりました。

スミス シアトル市副市長の司会のもと、マゲイン シアトル市長、コンリン シアトル市議会代表の歓迎挨拶や、スポンサーを代表して運送業大手UPSのナンシークーパー アメリカ北西部代表の挨拶がありました。

その後、2つの姉妹都市協会の1年間の取り組みをたたえる授賞式が行われました。
一つはモンバサ(ケニア)の姉妹都市協会のココナッツオイルを貧困やエイズ撲滅に役立てる取り組み。

もう一つはペーチ(ハンガリー)の姉妹都市協会が、昨年のヨーロッパの文化首都に選ばれた記念としてペーチ市に2点(トーテムポールと古代ハンガリーの象徴的なデザインのコーピファの柱、鮭を獲る青サギが形どられた飾り板)の贈り物をする取り組みに対してでした。

また、この4年間姉妹都市関係の推進に多大な功績のあったエド マンディティさんにも特別賞が贈られました。

最後に、シアトル市国際課に長年勤務されたツーリンヨックさんがこのたび退職されたことを受け、サリークラーク 市議会議員とカーリン シアトル神戸姉妹都市協会会長から労をねぎらう挨拶をいただきました。

ツーリンさんはこれまで神戸ーシアトルの姉妹都市関係の推進にもご尽力いただきました。どうもお疲れさまでした。

シアトル市役所を退職されたツーリンさん(真ん中)



※シアトル市の姉妹都市を提携年順に紹介します。
1957年 神戸(日本)
1967年 ベルゲン(ノルウェー)
1973年 タシュケント(ウズベクスタン)
1977年 ベエルシェバ(イスラエル)
1981年 クライストチャーチ(ニュージーランド)
1979年 マサトラン(メキシコ)
1980年 ナント(フランス)
1981年 モンバサ(ケニア)
1983年 重慶(中華人民共和国)
1984年 リンベ(カメルーン)
1986年 ゴールウェイ(アイルランド)
1986年 レイキャヴィーク(アイスランド)
1989年 太田(大韓民国)
1991年 セブ(フィリピィン)
1991年 高雄(中華民国)
1991年 ペーチ(ハンガリー)
1991年 ペルージャ(イタリア)
1992年 スラバヤ(インドネシア)
1993年 グディニア(ポーランド)
1996年 ハイフォン(ベトナム)
1999年 シアヌークビル(カンボジア)

2011年5月6日金曜日

「がんばろうJAPAN!」 姉妹都市ジャズヴォーカリスト エミーマイヤーさんのチャリティライブ

4月1日(金)、2日(土)、2007年姉妹都市ジャズヴォーカリスト エミー・マイヤーさんが、シアトルの寿司レストランで東日本大震災チャリティライブを開催しました。

阪神・淡路大震災後の神戸では、「がんばろう神戸」を合言葉に復興に向けて力を合わせてがんばりました。

今回の東日本大震災に際し、シアトルのいくつかの寿司レストランでは、募金活動を通じた支援活動「がんばろうJAPAN!」を展開しており、今回のチャリティライブをはじめ、Tシャツの販売やレストランの売り上げの10%を震災関連に寄付するというプロジェクトを実施しています。

エミーさんは、金曜日は1回、土曜日は2回ライブを行いました。また、CDの売り上げの一部を震災関係に寄付されるとのことでした。

第36回 シアトル桜祭り&日本文化祭

4月2日(土)、3日(日)、シアトルセンターで今年36回目となる祭典が開催されました。

会場の都合で例年より2週間早く開催されました。昨年は3月で桜が散ってしまいましたが、今年のシアトルは今が満開に近い状態です。

舞台や展示会場では、和太鼓、踊り、生け花・書道等の作品展示など、さまざまな伝統文化に親しんでいる団体の日頃の成果が次々と発表されました。

シアトル神戸姉妹都市協会では、例年、兵庫県事務所とともに姉妹都市交流や神戸・兵庫を紹介するブースを設置し、参加型の着物の着付けを行っています。2日とも大勢の来場者が着物を試着して、記念撮影を行っていました。

また、舞台では、姉妹都市協会のボードメンバーのユリ・ニシヤマさんの司会のもと、着物ファッションショーが行われました。

立ち見が出る人気で、観客はユリさんの着物の説明を聞きながら、次々と登場する色とりどりの着物を着たモデルを見て、カメラやビデオにおさめ、大いに盛り上がっていました。

ユリさんやベンさんはじめ、姉妹都市協会のボードメンバーの皆さま、ボランティアの皆さま、本当にお疲れさまでした。

今回、東日本大震災の後ということもあり、会場には募金箱が設置されたり、折り鶴を折ったり、Tsunami of Loveと書かれた青と赤の募金Tシャツも販売されていました。

2日とも各団体の演技や展示などを拝見し、どの団体も日本の伝統文化の継承に熱心に取り組まれているのがよくわかりました。
このシアトルセンターは来年で50年を迎え、来年もさらに盛り上がりが期待されます。

 紙コップで作られた「GANBARE!JAPAN」
コップの内側にメッセージを書き込みました。

姉妹都市協会主催の着物ファッションショー

着物試着コーナー