2011年3月31日木曜日

第7回 女性ジャズボーカリストオーディション

去る3月21日(月)、シアトル ダウンタウンのジャズホール 「ジャズアレー」で、シアトル神戸姉妹都市協会主催の第7回 シアトル神戸姉妹都市 女性ジャズボーカリストオーディションが開催された。

1995年1月に発生した阪神・淡路大震災の復興イベントとして、2000年5月に神戸 新開地で始まったジャズクイーンコンテスト。その優勝者が9月にジャズアレーで歌声を披露するジャズイベント「Sister City Jazz Day」も昨年早11年を迎えた。

2005年からはシアトル側でも、5月の神戸のコンテストにゲストとして出演する権利をかけて、オーディションが開催されるようになり、今年で7回目を迎えた。

会場は300人の観客で満席。
このオーディションは、高校生の部と、大人の部に分かれ、それぞれの優勝者が5月に神戸へ。

さらに、2007年の大人の部の優勝者 エミ・マイヤーさんが特別出演され、会場を沸かせた。

今回、東日本大震災直後ということもあり、会場内ではピースウインズアメリカによる募金活動も行われた。

こういった文化イベントを通じて、引き続き、神戸とシアトルの姉妹都市文化交流が盛り上がっていくことを願います。


 大人の部はジャクリーン・テーバーさん(左から2番目)、
高校生の部はケリラ・ゴットリーブさん(一番左)
二人は5月に神戸で歌う。右二人はそれぞれの部の特別賞受賞者。

エミ・マイヤーさん
オーディション出場当時のことを振り返り、
英語と日本語で1曲ずつ歌声を披露。

※神戸でのイベントは、5月15日(日) 今年から会場を神戸朝日ホールに移して行われます。

2011年3月23日水曜日

中村天平さん シアトルでピアノコンサート

去る3月19日(土)シアトル ダウンタウンのベナロヤホールで、中村天平さんのピアノコンサートが行われました。

神戸出身の中村さん。現在はニューヨークと東京を拠点に作曲活動、音楽活動をされています。

中村さんは 5才より音楽教育を受け始めますが、中学から高校までは完全にピアノを離れ、肉体労働とロックに明け暮れ、大阪芸術大学で本格的にクラシックやジャズを学ぶという異色の経歴。
この日も、赤いTシャツにジーパン姿といったカジュアルな服装で登場され、今まで自分が持っていたピアノコンサートのイメージを打ち破ってくれました。

シアトルは2008年以来、2度目の公演で、この日、全9曲の演奏予定でしたが、後半、今回の東日本大震災の被災者のために作曲した曲を予定を変更して急きょ2曲披露。

中村さん自身、阪神・淡路大震災で東灘区の自宅が全壊。
そういった辛い経験も踏まえ、「何ができるかわからないが、絶対何かしたいと思う。遠くにいるからできることもある。」と今の心境を話されていました。とても心に響きました。涙する観客もいました。

コンサート終了後、ロビーに出て、観客一人一人と言葉を交わし、気軽にサインや写真撮影に応じるなど気さくな感じでした。「一期一会」と書かれたサインをいただきました。ありがとうございました。

ロビーでは、非営利団体「Reach Out To Japan」による募金活動も行われました。




2011年3月21日月曜日

東北地方太平洋沖地震 シアトルでコミュニティ集会

東北地方太平洋沖地震によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、被災された皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。

19日(土)、東北地方太平洋沖地震に関する集会(Community Gathering)が、シアトルセンターの「神戸の鐘」(Kobe Bell)前で開催され、400名を超える市民の皆さんが出席されました。

太田清和 在シアトル日本国総領事、クリスティン・グレゴア ワシントン州知事、ジム・マクダーモット 連邦下院議員、ダリル・スミス シアトル市副市長が登壇され、被災者への哀悼の意を表され、さらに今後の早期復興への支援などを述べられました。

今後も震災関連のシアトルの動きなどをお知らせします。



※「神戸の鐘」は、1957年に姉妹都市提携したシアトル市との友好関係のシンボルとして、1962年にシアトルで開かれた世界博覧会に合わせて神戸市が贈りました。
ちなみにシアトル市からは、神戸市役所横の花時計奥にあるトーテムポールが贈られました。

なお、1995年の阪神・淡路大震災直後、有志の皆さんが震災の犠牲者の鎮魂や神戸の早期復興を祈願して、この鐘を鳴らし続けてくれたとのことです。

以後、毎年震災の日(1月17日午前5時46分)に合わせて(シアトル時間:1月16日午後0時46分)、シアトル神戸姉妹都市協会が慰霊式典を開いてくれており、今年1月には16回目を迎えました。


「神戸の鐘」前

 地元テレビ局のローリー・マツカワさんが司会を担当。

 大勢の方々が見守る中、会は進行

 グレゴア知事から、ワシントン州の企業や市民からすでに700万ドル以上の
寄付の申し出があるとのご報告。今後、さらなる支援を呼び掛けました。

 シアトル高野山仏教会 今中太定 住職の読経の中、
一人一人鐘を打ち、祈願しました。

会場ではYMCA、ピースウインズアメリカ、
赤十字による募金活動も行われました。
ボランティアの皆さん、お疲れさまです。

2011年3月14日月曜日

はじめまして

みなさん、こんにちは。このたび神戸市シアトル事務所(Kobe Trade Information Office)のブログを開設いたしました。 ここでは、当事務所や神戸市、シアトルに関する情報をお知らせしていく予定です。どうぞよろしくお願いします。